2014/04/28

開けない夜はないし、開かないロッカーはない


ロックされていない状態で任意のナンバーにダイアルを回し施錠すると、いつでも好きな暗証番号に再設定できるという仕組みのダイアルナンバーのロッカー(4桁)で、うっかり暗証番号を変更してしまったうえに、無意識にダイアルをぐるぐる回してしまい、自宅の鍵が取り出せなくなってしまった。

仕方がないというか、他に方法も思いつかないので、「9999」 から一つずつマイナス方向にダイアルを動かしては、その都度扉が開かないか試すことに。

指が痛くなってくるし、何しろ組み合わせが膨大だし、ただひたすらな単純作業だしで、わけもわからず、これまでの人生におけるいろんな自分の間の悪さを思い出しては、悲しくなってくる。
ロシアの拷問か何かか。

で、一時間ちょっとの挑戦で開きました。

帰宅路に着きながら、なんともやるせない徒労感と、左手親指と人差し指にできた内出血の痛みを抱え、途方に暮れていたけれど、考えようによっちゃ、開けない夜はないし、開かないナンバーロッカーはないし、泣かない男はいないってことだよなあと無理やり自分を納得させる。

もう寝る。
やっぱ寝ない。

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